エクステリア用語集
あ行
FRP(エフアールピー)
繊維強化プラスチック。熱硬化性樹脂複合材料。木造住宅のバルコニーや屋上庭園の防水剤として利用される。既製品の池、擬石,擬木などの建築材料のほか、門扉やポストなどにも使われている。
RC(アールシー)
Reinforced Concreteの略で(補強されたコンクリート)、鉄筋コンクリート(構造)のこと
アーチゲート
中央部が上方向に盛り上がった曲線形状をしたアーチ状部分を持つ門。
アイストップ
人の視線を引きつけるような際立ったもの。T字路の道路の突き当たりにある建物や、目印になる樹木などを指す。
アコーディオン門扉(もんぴ)
カーポートの入口用に作られた伸縮式の扉。多くはアルミ製で、パンタグラフの仕組みを使って伸び縮みする機構を備えている。
あじろ(網代)
竹や樹皮を薄く剥いだものを縦横または斜めに編んだもの。そのとき現れる模様を網代模様といいレンガやインターロッキングで同様の模様になる張り方を網代張りと呼んでいる。
アプローチ灯
アプローチ沿いや花壇等に設置し、足元を明るくさせます。アクセントとしても使います。
アメリカンポスト
かまぼこ型のポスト本体細い支柱の上に取り付ける形式のポスト。本来は松下電工の商品名だが、一般化している。
アンカーボルト
設置するものを基礎などに固定するための埋め込みボルト
インターロッキング
舗装用コンクリートブロックの一種。サイズ・形・色が豊富で、主にガレージやアプローチの舗装に用いられる。目地にはモルタルではなく砂を用いるので、透水性をもち雨水による水たまりが出来にくい。
ウッドデッキ
木で作られたデッキ(台)。日本古来からある広縁の現代版。通常、リビングから外に張り出す形で作られる
エクステリア
直訳では建物の外側、外観。日本では建築用語の外構と同じ意味。建物全体の付属物、景観のしつらえ、外構・造園などの総称。最近は、門、塀、アプローチ、植栽、庭などを美しくするものというような意味で使われる。
オーニング
可動式の日除け。手動式と電動式がある。日差しの強い窓やウッドデッキに面した窓の上に取り付けられる。
オーバードア
頭上にスライドして開く扉。エクステリア業界では、ガレージでパネル状の扉が跳ね上がるタイプのものをいう。
オープンスタイル
エクステリアのデザインの手法のひとつ。通路に面して開放的な外構スタイルで、植栽を主体に構成される。
埋め戻し(うめもどし)
掘削した部分に、土砂を埋めて戻すこと。
大谷石(おおやいし)
庭石の一種。軟質なので加工が容易。門柱や石積によく使われる。
打ちっぱなし
コンクリート壁で、素地仕上げのもの。石やレンガを貼らずコンクリートが出ているもの。
洗出し(あらいだし)
モルタルやコンクリートが完全に固まらないうちに表面を水で洗い流し、中に入っている骨材(砂・砂利・石など)を露出さける仕上げ。
犬走り(いぬばしり)
建物の周囲に沿って軒下の幅に、コンクリート、レンガなどを並べたり砂利を敷いたところ。
移植(いしょく)
植物を掘りあげて、別の場所へ移し替えること。
親子門扉(おやこもんぴ)
両開きの門扉のうち、片側の扉が他方より小さい形式のものを言います。
か行
ガーデニング
庭いじり。園芸から盆栽を除いて軽微なレンガ工事などまで含んだ用語。造園との違いはオーナー自らが作るところに重点があるということ。商業的なニュアンスとしては洋風ということも言える。
カーポート
主に住宅における車両用駐車スペース。またそこに設置する屋根のことを指すこともある。
かさいし、かさぎ(笠石、笠木)
塀や門柱の上に乗せられる部材。必ずしも石材または木材とは限らない。本来は雨除けのためと思われるが、現在では意匠的な意味合いの方が大きい。
かぶだち(株立ち)
根元から複数の幹が立ち上がった樹形。
グランドカバー
地被。地表を低く覆う性質のある植物。またはそのような植え方。シバ、アイビー、タマリュウ、フッキソウなど。
クローズ(ド)スタイル
エクステリアのデザイン手法のひとつ。家を門扉や高い塀で囲むので、プライバシー保護の効果が高い。
けしょうめじ(化粧目地)
壁面やコンクリートの床面に模様付けのために設けられた目地。
こぐち(小口)
レンガのような細長い資材の面積の小さい端面のこと。
こばづみ(小端積)
:鉄平石などの細長い石材の小端を見せて積み上げる壁仕上げ。
型枠(かたわく)
コンクリート打ちの工作物を作るときに、その形や位置を保つために合板や角材で作る仮設の枠組み。
外構(がいこう)
外構とは、一般的に家の外まわりの事を指します。主な構成要素は、門まわり・駐車場まわり・アプローチまわり・庭まわり・囲いなど
建蔽率(けんぺいりつ)
敷地面積に対する建築面積の割合。地域ごとにその上限が定められていて%で表示されることが多い。
木鏝仕上げ(きごてしあげ)
木の鏝で仕上げること。金鏝仕上げよりも粗い。
潅木(かんぼく)
根元から多数の幹、枝が生える樹形になる中低木。
草目地(くさめじ)
植物を植えて作る目地。コンクリートとコンクリートの間をあけ、土を入れ草丈の低い地被植物などを植える事を草目地としている。
金ごて仕上げ(かなごてしあげ)
金ごてで押さえ仕上げをする。駐車場の仕上げの場合、金ごて仕上げと刷毛引き仕上げがある。
高木(こうぼく)
低木に対し概ね高さ3m以上の樹木を指す
さ行
サービスヤード
屋外の家事用スペースのことを言います。キッチンや勝手口付近に設けられる事が多く物干し場 物置き場、ゴミ置き場として使われることが多い。サービスコート、バックヤードともいわれる。
サンルーム
屋根、戸、壁などをガラスにして日光を多く取り込めるようにした部屋のこと。
シンボルツリー
その家のシンボル(象徴)となる樹木。
セミクローズスタイル
エクステリアのデザイン手法のひとつ。家を塀で囲むが、部分的に内部が透けて見えるようにすき間を作ったりして、閉鎖感を感じさせない。
ゾーンニング
空間を機能や性質によってエリア分けしていく計画手法。
前庭(ぜんてい)
建物の正面に面する庭。フロントヤードともいわれる。
散水栓(さんすいせん)
スプリンクラーを言います。地面に直接設置された水道栓です。
敷石(しきいし)
園路や通路に石を配して歩きやすくすること。飛び石も敷石のひとつ。
植栽(しょくさい)
草木を植えること。草木を植えている場所も植栽といわれることがある。
砕石(さいせき)
工場で岩石を破砕して製造される。粒の大きさによって呼び名が異なる。
た行
どうせん(動線)
プランニングにおける人の通り道。
どどめ(土留)
土を取ったり盛ったりする時に、傾斜面や崖が崩壊しないように止める殊。土留の方法として擁壁や石積み、矢板(木製・鋼製)ブロック積みなどを用いる。土止めとも書く。
トレリス
つる植物を絡ませるための鉄や木で作られた格子。
千鳥張り(ちどりばり)
ジグザグな形状のことで、つなぎ目を交互にした張り方を言う。また、ジグザグに釘や鋲を 打っていくことを千鳥打ちと言う。
玉石(たまいし)
河床や海岸で水に洗われ、角が取れて球形や楕円形になったものをいう。直径20〜30cm程度のもので、石積みに利用したり敷き詰めて玉石敷きに利用する。
鉄平石(てっぺいせき)
板状節理がよく発達した輝石安山岩の石材名で、容易に薄板状になり化粧石・敷石などに使用。
飛び石(とびいし)
飛び飛びに配置された歩行用の石。敷石の一種。
な行
塗り壁(ぬりかべ)
塀の仕上げ法の一種。ブロック塀の上から塗り壁仕上げ材をコテなどを塗って仕上げる。
根回し(ねまわし)
樹木などの移植の一、二年前に、広がった根を根もとを中心に残して切り、細根の発生を 促すこと。
は行
バーゴラ
洋風藤棚。つる植物などを絡ませるため作られる工作物。実際には絡ませなくとも気分的なシェルターとして庭に設けられることも多い。
はねあげもんぴ(跳ね上げ門扉)
カーポート用に開発されたパネルが回転しながら上昇するタイプの門扉。アコーディオン門扉に比べると床の勾配や仕上げに影響されにくいのが長所。
ピンコロ
9センチ角くらいのサイコロ形の石材。花崗岩などからできているものが多い。
フェンス
垣根・柵・塀など、敷地内と外部を仕切るものを言う。
ま行
めじ(目地)
石・レンガ・コンクリートブロックなどの組み積みや、タイルなどの貼り付けの際に、部材の接合部に できる継ぎ目を言う。
モルタル
セメントあるいは石灰と砂とを混ぜて水で練ったもので、壁の下地塗り、上塗り、レンガ・ブロックを 積み上げるときに用いる結合剤のことを言う。
枕木(まくらぎ)
鉄道のレールの下に敷く角材。エクステリアの素材としてもよく使われる。
水勾配(みずこうばい)
雨水や汚水などを排水するためにつける緩傾斜のことを言う。
盛土(もりど・もりつち)
ほかから土を持ってきて人工的に平坦なところや低いところに土を入れたり、盛り上げたり、埋め戻すことで、従来の地盤の上にさらに土を盛ることをいう。
門袖(もんそで)
門扉の代わりに門の前に作られた壁の事です。ポスト、表札、門灯、インターホンを付けたりします。 また、ポスト・表札インターホンの付いた物は、機能門柱とも言います。
や行
U字溝(ゆうじこう)
断面が「U」字形のコンクリート土木材料です。
ら行
ロックガーデン
石や岩の隙間に乾燥に強い植物などを植え込むガーデンスタイルです。高山植物などを育て鑑賞 するのに適した花壇。多孔質の火山岩などを配し、水はけがよくなるよう工夫します。